トロッコ電車

数日前の新聞に、「こどもの日に子供券でトロッコ電車に乗った子供に、トロッコ電車のおもちゃがもれなくあたります」という記事があった。宇奈月のトロッコ電車には久しく乗っていなかったなぁと言っていたら、妻が乗ったことがないという。子供たちももちろん未体験。末っ子も年中組になったことだし、じゃぁ天気がよければ行こうかということで、朝6時30分に家を出た。
いつも出かけるときは準備に時間がかかり、出遅れるのが当たり前になっている我が家だが、今日は早出の新記録。下の二人は眠ったまま車に乗せる。今日も長男(3年生)は、大活躍。水筒の準備からコーヒーわかし、下の二人の着替えもリュックに詰め、車のシートチェンジも手伝ってくれた。
早朝のR8は空いていて走りやすい。7時30分には宇奈月駅に到着。乗務員さんといろいろ話し、欅平は、あちこち通行止めだから鐘釣がよいとのことで8時17分発の切符を買い、おもちゃのことを乗務員に聞いてみると、引換券が必要とのこと。
???引換券???
そうか、チラシに何か書いてあったかも・・・。よく読まなかった私らが悪い。

末っ子はトロッコ電車に舞い上がっている。そんなにテンションをあげていると疲れるぞ!
と、思っていたら、案の定、途中で眠くなったらしく、「帰る〜。」と言い出す。(苦笑)
ところが、鐘釣につくと、テンション再アップ!リュックを背負い、いっちょまえにスタスタと歩き出した。昨年までなら、だっこかおんぶで「GWに疲れる父親」になっていただろう。帰りの列車を予約し、露天風呂へ。足をつけているだけでも気持ちがよい。どこからか桜の花びらが降ってきた。新緑と残雪が同居し、微妙に香る硫黄の匂い。川の流れる音。
持参したおにぎりを食べ、ビールでのどを潤す。う〜ん、極楽、極楽。
こんな連休、最近はなかなか過ごせなかったなぁと妻と話していると、突然、
「どぶ〜ん」と、長男が上から降ってきた。正確には、岩場を滑り落ちた。全身で温泉を満喫したようだ。笑うに笑えない・・・。やつは下の二人の着替えは準備したが、自分の分は準備していなかったはず。
岩場の裏に、回りからは見えないスペースがあり、そこで全裸で入浴することに。
下の二人は、それを見て、足だけをまくっていたのをやめて全裸になり、3人で入浴。
時間まで長男の衣服を乾かし、帰りの列車へと急ぐ。