重要書類(昨日のこと)

起案した文書の決済がおりてきて、課内回覧されたはずの文書がない!
2日前には、間違いなく上司の印があり、課内で協議したはずなのに…。

年度替わりで古い書類と一緒に廃棄したか?
と、ファイルの束や机の中まで探したがない。

自分の次に回る女性(最終的にファイリングする人)に聞いたが、
「見ていない。見ていれば綴るはずです。」
とのお言葉。

こういう書類に限ってコピーを取っていない。
新年度早々に何ということだ。
委任状交付式やら、異動のあいさつやらで、やたらと来客が多く、
机の上をぐちゃぐちゃにしているのが非常に恥ずかしい。

こんなことしている暇はないんだ。
提出書類の修正もあるし。

もう一度、ファイリング担当の女性に聞くが、返事は同じ。
思わず、陽水の「夢の中へ」を思い出す。

優先順位を考え、提出書類の修正に取りかかる。
修正を終え、メールで送る。

みんな帰ってしまった…。
明日にはNECへ送るはずの書類。
新年度の新しい試み…。
こんなことで中止にするわけにはいかない。

ちょっと気が引けたけど、彼女の机の上を物色

いろいろなちらしや、最近来た書類が入った封筒があった。
これから回覧したり綴ったりする書類だな…。

「ん?」

あるじゃないか!!
何が見ていないだ!
目の前にあるんじゃないか!

人があれだけ苦労して探していたのに…!

見てません?
見ていれば綴るはず?

一気に力が抜けた。

昨日の友は今日の敵か?

腹立たしさを通り越えて、あきれてしまった。
まぁ、人の仕事なんてそんなもんかな?
おかげで机の上や引き出しの中の整理もできたし、
そうでも思わないと、次の日、怒鳴りつけそうだし。

いい教訓になった。